内視鏡科

内視鏡科は外科・胃腸科・内科の医師が兼任で担当していますが、日本消化器内視鏡学会専門医1名・日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡技師4名を中心とした内視鏡チームで運営しており、消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)および肝胆膵(胆嚢・胆管・膵管)領域の診療・検査・治療を行っています。

1.検査

検診目的・スクリーニングから胃痛・腹痛・腹満・嘔吐・胸やけ・下痢・便秘といった胸部・腹部症状の原因精査、逆流性食道炎・炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)などの精査、悪性疾患の治療前精査まで、最先端の診断学に対応できる最新の内視鏡機器を用いて行っています。今まで内視鏡検査が難しかった小腸も、バルーン付き小腸内視鏡を使用する事により可能となってきました。

【検査実績】

  2009年度2010年度2011年度
上部消化管内視鏡(食道・胃・十二指腸) 1580例 1350例 1494例
下部消化管内視鏡(大腸) 412例 398例 561例
小腸内視鏡 3例 0例 0例
胆道系内視鏡(胆嚢・胆管・膵管) 33例 24例 39例

また、患者さまの検査時の不安や苦痛を少しでも和らげれるように、検査前に十分な説明をさせていただくとともに、麻酔(鎮静剤・鎮痛剤)を使用したり、経鼻内視鏡も導入しています。

2.治療

消化管出血(胃十二指腸潰瘍・食道胃静脈瘤・憩室)、消化管異物、総胆管結石症などの良性疾患の治療、そして早期の食道癌・胃癌・大腸癌などの悪性疾患の治療まで、最先端の内視鏡治療を行っています。

【治療実績】

  2009年度2010年度2011年度
上部消化管内視鏡(食道・胃・十二指腸) 106例 52例 62例
下部消化管内視鏡(大腸) 131例 109例 154例
胆道系(胆嚢・胆管・膵管) 17例 20例 35例

3.ESD:内視鏡的粘膜下層剥離法

リンパ節転移のない早期の消化管の癌や良性の腫瘍に対する治療で、今までは手術(開腹・腹腔鏡)をしなければならなかった大きな病変に対して、内視鏡を使って行う『おなかを切らない癌の手術』です。はじめは胃癌からはじまった治療で、当院では2007年から導入、現在では大腸癌・食道癌、さらには咽頭病変まで行っています。現在までの完墜率は100%で、偶発症・合併症としての穿孔や後出血・狭窄、また術後の遺残・再発はほとんどなく、極めて良好な成績をおさめています。

 

【ESD実績】(2007~2011年)

胃:43例、十二指腸:1例、大腸:14例、食道:5例、咽頭:1例
※ 穿孔:胃症例3例、後出血:胃症例1例、再発:胃症例1例・大腸症例1例、狭窄:なし

4.内視鏡機器

当院では最先端の診断学・内視鏡治療に対応できる最新の内視鏡機器を導入しています。

  • オリンパス社製 ハイビジョン内視鏡システム:EVIS LUCERA(2006年~)
  • オリンパス社製 狭帯域光観察(NBI)内視鏡システム:EVIS LUCERA SPECTRUM(2008年~)
  • オリンパス社製 上部消化管処置用スコープ(拡大・ウォータージェット機能)(2008年~)
  • オリンパス社製 下部消化管拡大スコープ(2006年~)
  • オリンパス社製 上部消化管細径スコープ(経鼻内視鏡)(2008年~)
  • オリンパス社製 炭酸ガス送気装置(2008年~)
  • 富士フィルムメディカル社製 内視鏡情報管理システム:NEXUS(2010年~)

 

早期癌は症状がほとんどないと言われており、症状から早期癌を疑う事はほぼ不可能です。また検診などで行われるバリウムを用いた透視検査での早期癌の発見率は低く、決して安心できるものではありません。
癌の治療は『早期発見・早期治療』が最も重要です。定期的な内視鏡検査をお勧めします。今まで内視鏡検査を受けた事がない方も、お気軽に当院スタッフにご相談ください。

“30歳になったら胃カメラを、40歳になったら大腸カメラを受けましょう!!”